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ぐふぉっ……!!!!!!(吐血)


なんて期待を裏切らない……シズちゃん……私のハートを射止めてどうする……!!!(鼻血)

なんでああいう一見乱暴もののチンピラにいちゃんは、女子供老人所謂弱者には優しいっていうのがお約束なんでしょうかっ!!!!!
まぁ、いっくら弱者でもお金返さない人には容赦ありませんけど!
自販機空高くぶっとばしますけどっ!!!(笑)

そして一番憎くて嫌いな奴とか居るのも鉄則なわけですが、どうみても愛情表現裏返しだよね、っていう(苦笑)
シズちゃんと臨也さんの身長差に果てしなくもえたぎります。
アニメの第4話には全く関係ないはなしだけども(苦笑)
しっかし、大人しくしてると彼はほんと色男ですな……。
あのギャップがたまらない。バーテン服似合いすぎだし。


セルティも好きです。
新羅につれないところがまた(笑)
まさか声が聞けるとは思わなかったよ、とっても美人さん声で満足。

しっかしなんですかねー。
臨也さんが喋る度に時折Fateの慎二とかぶって聞こえちまうんですが(笑)
声が同じだけじゃなくて、悪役系、人の神経逆撫で系、ってとこまでいっしょだからねぇ(苦笑)


しっかし、需要がなくてもいいじゃない、自己満足の塊だぜ!!
なんて強がっていたもんだから、ちょっとでも需要があったことにびっくり……!!!
いきなりデュラデュラ言い出したのに拍手ありがとうございますっ!
お返事はこちらから →
そして以下は一昨日昨日の続き文。
やっとこ完結。
やはりくっつかせたい二人をあえてバトらせる、ってのは楽しすぎる…!!



-------------------------------------

デュラララ!! / 静←臨(に、漸く近づいたような、あるいは遠ざかったような……)↓




「ちょ…、自販機で不意打ちの次は長物?それって卑怯じゃない?!」

流石に焦りの色を見せながら、臨也は軽い身のこなしで振り回される鉄の棒を避け、一歩、また一歩と徐々に体を後退させて行く。
 
「卑怯だろうがなんだろうがいいんだよ!!テメェをぶん殴れるんなら、なぁっ!!!」

なんとも手前勝手なセリフをはいて、静雄はそれを握る手に更なる力を込める。
少し膝を曲げて腰を落とせば、頭の上を白く塗装された鉄製の棒が横一文字に走り抜けた。

彼が武器としている標識。
皮肉にも赤い逆三角形に書かれているのは『止まれ』の文字で。
むしろお前が止まってくれよ!!と、それを見ている誰しもが激しく裏手ツッコミを入れたくなる。
だが生憎、未だ周りに人気はなくて、今この場所でそんな事を思えるのはそれを繰り出される側であり、攻撃を絶賛回避中である臨也一人でしかないのだが。

ビルの立ち並ぶ狭い裏路地に滑り込んでも攻撃の手が休まる事は無い。
人為的に巻き起こされた風が肌をかする。
自分の頭のすぐ横を上から下へと大きく振り抜かれ、時折短い黒髪の先をかすめては大気をつんざく。

振られては避ける、避けては振られる。
そんなやりとりを幾度も繰り返した後、盛大な音をたて壁に反響する金属音。

苦しくも狙いを外し、盛大な舌打ちをして。静雄は90度に曲がってすっかり使い物にならなくなったそれを投げ捨てた。
ガラン、と。まともに殉職すら出来なかった標識の悲痛な音が路上に響くが、それには脇目も触れずに。
そこから間髪入れずに得意の拳で接近戦に持ち込んだ静雄の攻撃をすれすれでかわし続けながら、楽しそうに口元を歪ませて臨也は袖口から取り出したナイフを携え応戦する。

相も変わらずがむしゃらに突っ込んでくるだけの拳を、涼しい顔のままひょいとかわして。
自分も手にしたナイフを相手めがけて突き立てた。
けれど難無くかわされて、もれるのは仄かな苦笑い。

――全く。理解に苦しむね。

そんなに自分の事が気に入らないのなら、無駄な労力を使ってまでつっかかって来ないで見ぬフリをすればいいだけの話だろう。
それなのに。どれだけ逃げてもかわしても、どこまでも自分を追って来るのだ。
まるで獰猛な猟犬の様に。

――あぁ、だから苦手なのか。人じゃなくて犬だから。

本人が聞いたら烈火の如く最上までぶちキレるであろう、そんな皮肉を心の中でひとりごちた。

自分を見逃すと言う行為。
彼のプライド的なものがそれを許さないのだろうかと臨也は考えるが、やはり明確な答えは出なかった。

この男の考えは全く読めない。

理屈どころか言葉すらもまともには通じない。
一足先のその行動だけならば、こんなにも短絡的で解りやすいのに。

そう思いながら、ひらりと迫り来る拳をかわした。
ナイフが空気を切り裂く音と、拳が空をきる音が混じり合う。

他者から見れば非日常的で、しかし自分にとっては紛れもなく日常じみた、そんな小さな世界の中で。
いつだって、彼から読み取れる答えなどない。
実は本当に、何も考えていないだけなのかもしれない。
ならばこちらが考えるだけそれは無駄な事だろう。

――理解出来ないものは苦手だよ。まぁ、興味深くはあるけどね。

こんな風に自分に対して真っ直ぐ歯向かって来るのも、自分の思い通りにならないのも、この男だけなのだ。

だからだろうか。
らしくもない。
この男の前ではいつも、自分は調子を狂わされてばかりいる。

現に、今この瞬間に。
運が悪かったと嘆きながらも、何処か気分が高揚している自分が居る。
そんな自分の情動はこの上なく不快だが、けれどこの感覚はひどく心地が良かった。

自分の事すら、解らなくなる。

彼を前にすると心がざわめき、他人を達観視する余裕すら、根刮ぎ奪われてしまうのだ。
だから……。


――あぁ、やっぱり俺は君が嫌いだよ。


そんな思いを胸の中で呟きながら、臨也は静雄を狂気を帯びた瞳で見据えた。

しかし、彼は知らない。
その危うさを含んだ瞳がどこか恍惚とした色を滲ませ、そして薄い唇が無意識に綺麗な弧を描いている事に。

歪んだ心の中にある歪な想い。
その感情の名に気付くのは、近い明日か、遠い未来か――。



-----------------------------------------

まぁ、結局のところなにが言いたかったかっていうと。
臨也さんは心底シズちゃんに惚れていて、
シズちゃんは好きな子程いじめたいっていう話。
互いに無自覚無意識、鈍い二人の痴話喧嘩(笑)

ちなみにタイトルの「Baroque」は歪みってそのままの意で。
ここまでおつきあいありがとうございました^^

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